IELTS 受験レポート

2019年の4/27に東京会場でIELTSの受験をしてきました。

IELTSは海外留学や研修をはじめ、海外への移住申請や大学への英語力の証明など、その用途は多岐にわたるテストです。
日本では英検やTOEICと比べるとあまりなじみのないテストですが、グローバルに運用できるスタンダードテストという大きな特徴があります。
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が、1~9の0.5点刻みで算出されますが、日本人がハイスコアを記録するためにはそれ相応の努力が必要になる厳しいテストです。ちなみに、受験料も英検やTOEICと比べると高いです。

以上説明はこれくらいにして、実際に受験してみた感じたことなどを記録していきたいと思います。

私がテストを受けた教室には大体100名の受験者と、それに対して20人ほどのスタッフがいました。受験前には荷物検査・指紋認証などの厳しいチェックがあり、席に着くまで大体30分ほどかかりました。

今回の受験から技能別試験の順番が変わりました。

ライティング→リーディング→リスニング→スピーキングの順に実施され、途中休憩時間はありません。

ライティングはIELTSにおいて鬼門のセクションです。

60分という制限時間内に図・グラフの説明やエッセイを仕上げなければなりません。
このセクションでは前準備にどれだけ取り組めるかが大きくスコアを左右すると思われます。
新たにフレーズを組み立てる時間は実際の試験では限られているため、説明やエッセイの型をあらかじめ暗記しておくことが時間節約になり、アイデア出しに時間を割くことができます。体感ですが、試験順が一番先になったことにより、想像以上にライティングで体力を消耗します。後のリーディングでは眠ってしまっている受験者もチラホラ見受けられました。事前準備がカギですね!

リーディングは3つのパッセージを60分で解きます。

比較的勉強しやすいセクションですが、やはり本番は時間との勝負になります。
ポイントとしては、学術的な論文のような文章の読解に強くなっておくことと、それに付随する語彙の強化が挙げられます。筆者の主張や、研究内容が正解根拠になる問題が数多く登場する(記述もある)ので、直読直解で英文を理解できる解釈力も事前に養っておくことが必要でしょう。

リスニングセクションですが、特徴は何と言ってもイギリス英語でしょう。

私はIELTSの過去問リスニングを繰り返すことに加え、YouTubeを利用して生のイギリス英語になれることに専念しました。試験のスピーカーはナチュラルですが、日常会話のようにべらぼうに速いわけではないので、普段から耳を鳴らしておくこと・聞き取れない音を克服しておくことが大切です。さらにリスニングはスペリング(綴り)も確認しておく必要があります。スマートフォンやパソコン上だと英単語のミススペルをオートで修正してくれるのでなかなか気づきにくいポイントですが、試験では実際にスペルを書くことになるため、練習の際に間違えてしまったスペルを書き溜めておくなど、地道な練習も必要になりるでしょう。

最後にスピーキング。個室でネイティブの面接官と1対1でやり取りを行います。

英検のような形式的な試験というよりは、日常会話のような雰囲気でテストが行われます。トピックは事前には示されず、面接官から聞かれる質問に答えていくようなスタイルです。さらに後半に2分間のスピーチがあり、のちの面接官の質問に答えなければなりません。対策は様々な内容に自分なりの答えを用意しておき、英語で簡単に説明できるような素地を作っておくことだと思います。もちろん流暢性は必要ですが、会話の中で使う語彙も普段使う語を言い換えて説明する力も高得点を取るには欲しいところです。実際受けてみると面接官はフランクな感じだったので、試験というよりは会話を楽しむという姿勢で臨めば、いい緊張感で受けられると思います。

以上約3時間にも及ぶIELTSでしたが、海外で生活するということをイメージして作られている試験なのでなかなかハードな時間でした。受験者の年齢層は幅広く、大人のみならず、高校生や外国人の方もかなりの人数見受けられました。英検やTOEICを受けた時には感じられなかったグローバル感を肌身で感じることができる非常に良い試験です。ぜひ英語力に自信がある人は挑戦を!

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