4年で英語をスタートしたことを想定した記事になっています。
英検5級対策ではなく、IELTSやTOEIC、すべての試験に当てはまることなのですが、試験対策で最優先でしなければならないことは、その試験用の単語帳を完全に網羅することです。英検であれば旺文社の“出る順パス単”が最強です。
単語を覚える時の注意点ですが、必ず発音とセットで単語の意味を覚えるということです。
このことが正しくできていなければ、自分が誤って覚えた発音と、実際のネイティブの発音の間にギャップが生じ、そのギャップが多ければ多いほどリスニングができなくなります。さらに正しく発音ができないと、相手に自分の言っている英語を理解してもらえず、スピーキングにも苦労します。
従来は単語の正しい意味とスペルを覚えておけば、読んだり書いたりする分には、当然発音は関係ありませんので問題はありませんでしたが、これからの時代はスピーキングとリスニング、つまり英語話者との実際のコミュニケーションを意識した能力の比重が高まって来ています。(衆知の通り、大学入試改革でこのスキルが重視されます。)
長くなりましたが、英語を始めたての時から発音とセットで単語の意味を覚えることを意識することが重要です。
特に、10歳くらいの生徒様の英検受験において、リスニングが非常に重要な鍵となります。この時期に文法のルールばかりを押し付けても効果が高いとは思えません。
文法がいらないというわけではなく、構築した英文や会話表現等を発音していただき、講師に発音・イントネーション・アクセントを修正してもらい、再度発音しギャップを埋める作業がリスニング力向上の大きな要因になります。このような、リスニングを主眼においた、単語・文法・会話表現の学習が、一見遠回りにも感じられますが、生徒のその後の英語学習の道のりを考えますと、非常に有益です。
上記は普段の学習になりますが、ここからはテスト直前期でのリスニングで8割を目指した教材を使った学習です。
英検5級 過去6回全問題集(過去問)を用います。
取り組み方は以下の順番です。
① とりあえず解いてみる
② 丸付け
③ スクリプト見て、英文の内容を理解する
④ 英文を見ながら英文を聞いてみる
⑤ 英文をみながら音声に続いて音読
*最後に、英文なしで、音声に続いて音読できれば最強なのですが、これはかなり難しいです
10歳の生徒様ということを想定しますと、
具体的な合格点の取り方は、
リーディングで13~15/25
リスニングで18~20/25
を目安にされるといいと思います。
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